harebiyoriのブログ

心のおもむくまま その時の感情を吐露したい

何が起きた?

お前はなにをした?

生温い雫を運んでは叩きつける

騙される 痛みに鈍くなるから

生温いがくせ者なんだよ


薄笑いを見抜けなくてさ




そこは目を瞑り

白々しくごめんなさいだってよ


ったくさ


その椅子幾らした?


一度覚えた蜜の味は

次第に闇の味に変わっているんだよ


どこかで泣いても

どこかで葬られても


人の痛みは百年でも万年でも

我慢できちゃうからね


俺も同類か…

柔らかくて

ふわりさらりひらりと舞う花びらが

君の唇に優しくキスをした


俺だって触れたこともないのに


お前はそんな簡単にファーストキス奪うのか?


告白して ふたり笑顔になって

何でもなかった日常が

特別なものになった


肩が触れて ときめいて


次は 次はと そう思いながら


勇気が出せずにいた俺


そしてあの雪の日


雪投げしながらの帰り道

両手が真っ赤になって

はあはあ息吹きかけ

温めていたから

君は俺の左手をとり

オーバーのポケットに捻じこんだ



驚いて声も出ない俺に


「カイロ!温かいでしょ?」だって


ポケットの中

カイロを挟んで恋人繋ぎ


言葉もなく歩く帰り道

少しだけど強く握りしめたら

優しく握り返してくれた君



ああ

もう春だ 春なんだ

桜…咲くな 咲くなよ


卒業 この二文字に心剔られる


これがふたりで帰る最後の特別な日


桜の下で待ち合わせ


君の後ろ姿に走り寄る


振り返る君に桜の花びらが舞い落ちていく


なんて綺麗なんた


思わず両手を摑み引き寄せ

見つめ合う


潤んでいる瞳には俺がいる


一瞬の隙を突き桜の花びらが

君にファーストキス


君は花びらを摘まむと

俺の唇にそっとつけて


「ファーストキスとられちゃった

お相子だね」


頷く俺の唇に


柔かな唇が重なる


何時までも続け


君と抱き締める初恋

君に

君が泣いてたあの日

本当は隣にいたかった

俺がいるよと言いたかった

時間が過ぎても

後悔だけが立ち尽くす


そうなんだ 俺は何時だって 

君の事では後悔ばかり


あいつはね君を見てはいなかったんだよ

それを知ってしまったあの日

なにも言えずに下を向いてしまった


君はなにも知らずにあいつに笑いかけていた


ふざけるな


あいつの狡さで

君を傷つけるなんて

許せないけど


巧い言葉なんていつもポケットに入っているわけないじゃない


言葉を探せずしゃがみ込む心


情けないよ


あの日君とあいつが渡り廊下で

話しをていた


どうしたの? 泣いているの?


遠くからでも

悲しみが伝わるよ


立ち尽くす君

もういいから

泣きじゃくる君

もう我慢なんてするなよ


泣くだけ泣いて

歩き出して欲しいよ

少しだけ顔上げて前を見てよ


ほらお調子者の俺が見えるだろう?

おいでよ

おいでよ

今はただ笑いにおいでよ


巧い言葉なんていつもポケットなんかに

入っているわけないけど


それでも

何かを言わずにいられない


思いを伝える言葉いつも胸の奥で叫んでいるのに


素直に言えない

バカみたいだよ



ただ知って欲しかった 君への想い



冗談ばかり言ってと笑われても


君に届けたかった ささやかな笑顔を


今は無理でも

今は無理でも


あの日みたいに後悔したくないから


君に笑顔をあげたくて


俺は君の隣に行くよ

今から行くよ

笑顔を届けに

そう

まずはそこから始めるから