叶わぬとも恋情は発する
俺たちは求め合う
一瞬たりとも離れたくない
唇が欲しい
吐息が聞きたい
頰をつたう雫は
愛しさと切なさが交じり合い
溢れ出しているの?
どれだけ触れても
どれだけ抱き締めても
募るんだ
君のすべてをこの瞳に
仕舞いこんで
ふたりだけで
生きたい
そんな戯れ言誰か言う!
明日の夜明け
明日の太陽
星空は美しく瞬くのに
もう誰の瞳にも映らない
俺は嫌だ!
この想い告げずに
君を暗闇の旅路に送り出すのは
あんただって
恋をして
甘い囁きを唇に託しただろう
無かったとは言わさない
あの噴水
あの森
あの川の畔
もうその面影は消えた
恋を告げ
燃え滾る想いを
身に纏い愛を紡いたくとも
安住の地は煙の彼方へ
古の恋人たちは嘆きは
誰の心もうごかさないぬ
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