君に焦がれて
同じ想いを重ね合わせ
ひとつの心になる
君の温もりは
僕の体を
抱き締めて 抱き締めて
心の中まで抱き締めて離さない
嫌がる素振りに
苦笑いして
わざと少し乱暴に
唇を求めてくる君
押し入って来る舌は
飛び切り柔らかい
頰に生暖か雫
止めどなく溢れ出す
それは……幸せの証
「温かいな お前の涙は俺を幸せにするんだよ…」
その囁きは優しく強く僕を包み込む
「明けるまでお前が欲しい……」
その指は その舌は 喘ぎを求め
僕のすべてを甘く攻めたてる
愛欲に絡め捕られた君のそれは
震える蕾に迎え入れられる
そこは熱く 熱く 疼きながらも
それを捉え離さない
ああ ああ
君と
ああ ああ
僕と
同じ想いのなか
体は溶け合い
ひとつになる
あああ
もう 何もいらない
君と
共にもがき
共に生きる
ただそれだけでいい
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