harebiyoriのブログ

心のおもむくまま その時の感情を吐露したい

叶わぬとも恋情は発する

俺たちは求め合う

一瞬たりとも離れたくない

唇が欲しい

吐息が聞きたい

頰をつたう雫は

愛しさと切なさが交じり合い

溢れ出しているの?

どれだけ触れても

どれだけ抱き締めても

募るんだ

君のすべてをこの瞳に

仕舞いこんで

ふたりだけで

生きたい


そんな戯れ言誰か言う!

明日の夜明け

明日の太陽

星空は美しく瞬くのに

もう誰の瞳にも映らない


俺は嫌だ!


この想い告げずに

君を暗闇の旅路に送り出すのは


あんただって

恋をして

甘い囁きを唇に託しただろう

無かったとは言わさない


あの噴水

あの森

あの川の畔

もうその面影は消えた


恋を告げ

燃え滾る想いを

身に纏い愛を紡いたくとも

安住の地は煙の彼方へ


古の恋人たちは嘆きは

誰の心もうごかさないぬ

遠ざかる

昨日はぴったりくっ付いて

居たはずなの人が


今は遠巻きか…


私の体温が私を消した

そんなはずない


温かい血が

今朝には凍るなんて

だっているでしょう

ここに!


私聞こえてるよ

いるのにいない?


触れてくれるのに

触れない


存在が

揺らぐ


私がおかしいんだ

そうだ

私がおかしいんだ


だって君の声 君の瞳 君の唇

思い出せないなんて

自分が狂ったんだよ


昨日は当たり前だった事が

今日には無かったように

存在を

消さないで


誰もふれない

誰も知らない


考えられないや


ごめん


頭半分吹っ飛んだらしい


やっぱり

そうだ

良かったよ


私がおかしいんだ

それが判って…


みんなは考えて

頭があるうちに

お願いはしなよ


これから進む道は

苦しくても

創らなくちゃ


それが生きてる証

それが生きてる核心


泣いても叫んでも悪態ついても


進む


気がついたら


また当たり前が

そこにいてくれる


今度は壊すなよ


命は作り直しできないよ


知らないだろうから


教える


遠ざかる意識の中


これでも生きているんだと叫んでいても


壊れた命は凍てついていく


治らない命


それが死

寂しさと恋しさを引き摺り降り立つ駅


目に映るのはあの頃の風景


鼓膜に響く夏の昆虫


懐かしさが苦しい


皮膚をなぞる優しい風


躊躇いながら踏み出す爪先を見る


無条件で受け入れてくれる愛は

とうの昔に果てしまったのに

まだ求めているのか


あいつは…

きっと踏み出している


今更どうにもならない

判っているんだ


ああ~

受け取れなかった

欲しかったのに 欲しくて欲しくて…

死ぬほど欲しかったのに


なのに周りの視線に耐えられず

逃げた俺


夕焼けかぁ

五時を知らせる 夕焼け小焼け…


ふっと口を突いて出た


お手々繋いで皆帰ろ

カラスと一緒に焼けましょう~


夕焼けに向かってカラスが飛んで消えていく

まるで焼けて消えたみたいなんっていったら

あいつ焼けるてなんだよ

あははカラス丸焼けだ~

あの頃はゲラゲラ笑って

毎日大声でわざと歌っていたっけ


ふふふふあはは

まだ丸焼けにはなってねぇし

 

ぶっ倒れた心

ヨロヨロしながら

立ち上がれ

恋情はここで燃やせばいいさ



あはは

それじゃあ俺たちもカラスも丸焼けだ!


懐かしいその声


何故? お前?いるんだよ


相変わらず馬鹿な野郎だな

こっち向けよ


近いうちに一度帰るってラインよこしたろ?


ああ~既読スルーされたラインな


それから毎日来てた

いいからこっち向けよ


無理だ

向けるわけない


好きにしろ

帰るなら帰ればいいさ


俺の隣は今も変わらず空いてる


あの丸焼け馬鹿野郎が痛みを置きに来る

と信じているから


手を置かれた肩から伝わる


あいつの心の震えが伝わる


焦がれる想いが涙になり頰伝う


「もう どこへも行くな」


「うん…」